東海道ウォーク・藤川宿から西へ（２）

遅くなりましたがあけましておめでとうございます。
今年2017年も間隔をあけての更新となりますが、よろしくお願いします。
新年1回目の記事も東海道ウォークの続編…昨年末に岡崎市の藤川宿まで歩きましたが、
今回は年明け早々その続きで、西方向へ岡崎宿から矢作川を渡り三河平野に出る道筋をゆく行程になります。
名鉄藤川駅からすぐの所、前回の着地点・藤川宿本陣跡広場から宿の街並みを西へ…
本陣跡には高札場が復元されています。

藤川宿は比較的沢山、格子造りの町家が残っています。また宿は九町二十間(約1km)の長い町並みです。

宿を抜けて名鉄名古屋本線を超えるとすぐ、堂々たる威容の松並木に入ります。
随一と言われる御油の松並木に負けないクロマツの美景が続きます…


岡崎宿の手前・大平地区には大岡越前の陣屋跡があり当時の門扉が復元されていました。

藤川～岡崎のほぼ中間にある「大平一里塚」
榎の樹木が今も残っています。
岡崎インターを抜け行きついた先が岡崎宿の東の入口…冠木門が復元され象徴的な
宿のシンボルとなっています。ここから始まる「岡崎二十七曲り」の由来も記されています。

徳川家康の出生地でもあり五万石の城下町で、街道の防衛拠点でもあるため宿の中は、
二十七カ所(実際は少ない曲角となってますが)の曲がりを設けています。
今はその角の地点に道標がありたどり易くなってます。

街中にある老舗の和菓子店「備前屋」
岡崎の名物・淡雪豆腐を模した菓子「あわ雪」で有名です。

岡崎の街並みは戦災もあって当時の面影はほぼ無くなっていますが、まだわずかに趣のある町家が残っています。

伊賀川沿いをゆく道…この左側が岡崎城のある公園です。

かなり長い岡崎宿の道程を過ぎようやく矢作川へ…国道1号の橋を渡りますが
実際の東海道はこの辺りに木造橋がありました。

東海道はこの先、七里の渡しの起点である宮宿まで平坦なルートとなります。
また国道1号とほぼ並行し西方向へ向かいますが、今回は岡崎市から安城市の境界を越えたところで打ち切り…
国道1号「尾崎東」交差点の旧道の松並木が始まる地点が、次回のスタートとなります。

タグ：二十七曲 備前屋 松並木 藤川宿 岡崎宿