城北線乗車記…

JR中央線の勝川と、東海道線の枇杷島を結ぶ「城北線」に、先日乗ってまいりました・・。
わずか11.2kmの短い路線で、JR東海の子会社「東海交通事業」が運営しています。

JR勝川駅から西へ若干歩いた場所に、城北線の”勝川駅”の乗り場があり、
階段を上がった先にホームがあります↓

駅と言っても、無人駅でホームとベンチしかない簡素な造りになっています。
やや幅のあるホームに、1両のディーゼルカー（ワンマン運転）がポツン・・・と停車中でした。

勝川駅を発車・・・エンジンを振るわせながらディーゼルカーが、高架線を飛ばして走行します。
この線は昭和50年代以降に造られた近代化路線で、枇杷島駅を除く全線が高架になっています。したがって、車窓も南側（名古屋市街方向）からは、名古屋の市街の遠景がよく見えますね・・。

↑中央の高い建物が、超高層マンション「ザ・シーン城北」です。
勝川を発車・・・味美、比良、小田井といずれも高架上の駅に停車・・・
ちなみに乗客は始発から十数人も乗車・・・ただ大半の客は、大型ショッピングセンターのある小田井で降りていきましたね。
↓小田井の先で名鉄犬山線をオーバクロス

その次が開業時（1991年）は終着駅だった「尾張星の宮」
近くには貝殻山貝塚、キリンビール工場があります。↓

そして、勝川からわずか16分で終点の枇杷島に到着・・・こちらは勝川と違い、東海道線と並んでホームがあります。

降車時には、運賃精算の上”降車駅証明書”を受け取って下車・・・東海道線へ乗り換え下車駅で精算あるいは枇杷島駅改札を通ります。
↓こちらが乗ってきたディーゼルカー・・・”金鯱”のヘッドマークと国鉄風の塗装が印象的ですね。

城北線はそもそも国鉄「瀬戸線」一部として建設、
しかし国鉄再建のあおりで完成後一時放置されましたが、
建設費を償還するためJR東海の手で旅客営業を開始、以来21年にわたって細々と運転されています。名古屋の大都市圏とはいえ、経費を抑えるため城北線の駅は無人駅、列車も日中は約60分おきと間引かれています。
将来的には電化して中央線と直通させる構想もありますが今は、名古屋の隠れた”ローカル線”としてしばらくは通勤客を頼りに？！営業していくようですね・・・。

タグ：城北線 勝川 枇杷島

コメント 6

城北線ですか。名二環高速を走る際に気になっていますが、一度も乗車したことがありませんよ。単行運転なのですね。
by 水郷楽人 (2013-03-20 09:07) 

＞水郷楽人さん・・・本数も少なく駅が離れたところにあるので、
目立たない存在ですね。使い勝手が悪い？！路線なので
自分も今回数年ぶりに乗車しましたね（笑
by アキーロ (2013-03-22 01:10) 

一宮から名古屋へ行く間の駅から乗れる電車ですよね。
気にはなっているんですが乗ったことないです。
国鉄瀬戸線なんて路線もあったんですね。
by masa (2013-03-25 20:57) 

＞masaさん・・・国鉄瀬戸線は高架線の一部が造られただけで、
結局開通しないまま城北線に転用されましたね。
やはりこの線は、地元に住む人しか利用しないみたいです・・・。
by アキーロ (2013-03-27 01:25) 

枇杷島から尾張星の宮まで乗ったことがあります。立派な高架の路線に
少数編成の列車が走るミスマッチな感じが記憶に残っています
by スミッチ (2013-04-04 23:13) 

＞スミッチさん・・・あくまでも償却のために存在する不思議な路線で、地元でも知らない人が多いようですね。
by アキーロ (2013-04-09 01:16)