東海道ウォーク・金谷～掛川（２）

山越えの難所・小夜の中山を越えて西へ・・・今度は次第に急になる下り坂をゆき、
国道1号に出てすぐ、次の宿場・日坂（にっさか）宿に着きます。
（小夜の中山の西側にある、かつての夜泣き石の跡）

国道1号の北側の山あいの中に日坂宿があります。東海道の中では宿数も3番目に少なく、
こじんまりした感じの町並です・・・。
一部復元されたのもありますが昔ながらの町家がいくつか残っています。

こちらは一般の旅人が利用した「萬屋」・・・中も公開されています。


もっとも大きな旅籠だった「川坂屋」・・・たまたまいたボランティアガイドの方に案内されましたが
内部も実にそのままの状態で保存されていました。

宿場には必ずあった「高札場」もこちらではしっかり残っています。

道沿いの家々にはかつての宿屋の”屋号”を書いた木板が掲げられ、
古くから土地の区割りが続いて家々も継承されている事を示しています・・。
宿場町を出てから再び国道1号に沿って西へ・・・山あいから長い距離を徐々に平地へ下って
掛川の市街へ向かいます。
（伊達方一里塚跡）

掛川宿の東の入り口は「新町七曲り」という複雑な経路になっていて
防衛対策の一つになっていたようです・・。

今の市街も大きいですが掛川宿も大きな宿場町で、商店街が延々と続いていますが
宿場の面影を残すものはあまり残ってなかったようですね・・。
市街のほぼ中心、中町交差点の古い屋敷風に改築された清水銀行支店の前で
今回のウォーキングは終了・・・実に4時間以上、15km近い道のりとなりましたね。
（次回は掛川から袋井宿までまいります・・・）

タグ：日坂宿 掛川宿